たまえの読書感想文ブログへようこそ!
少し前までは、自己啓発本を好んで読んでいたのですが、
自己啓発本を読むことに少々疲れてしまったたまえ。
最近は、もともと好きな小説やエッセイを読んでいます。
そんな疲れたたまえの心にしみたのは、小川糸さんのエッセイ。
「こんな夜は」
著者:小川糸
出版社:幻冬舎
タイトル・日付・その日の出来事、といった風に、
小川さんの日常が日記風になって綴られています。
モヤモヤした感情があるとき、文字におこすと考えがまとまってすっきりする
って聞いたことがあるけど、日記もその役割があると思う。
その日にあった出来事と主に、感じたことや思った事を残しておく。
頭にも残る。
次の日には新しい感情や思考が生まれて、日々アップデートされていく。
そんな気がします。
このエッセイ(日記)が書かれたのは、2011年。
東日本大震災があった年です。
体験した方の中には、自分の生活や身の回り、人生、を見つめ直すキッカケになった人もいるのではないでしょうか。
便利すぎたことに気づいた人。
忙しくしていたものが、実はそんなに大切なことではなかったと気づいた人。
何気ない日常が大切だと気づいた人。
大切な事に気づいた人。
悲しみの中でも、幸せを再認識した出来事があった人もいるかもしれません。
著者もその一人。
このエッセイを読んで、わたしも今の自分をまじまじと見るキッカケをもらいました。
自分の住んでいる場所、働いている場所。
そこに至るまでの経緯と、そこにいる理由。
便利だから、最先端が集まるから、都会と呼ばれるところにいるの?
いつから田舎は選択肢から外れたの?
田舎(自然と暮らす)=不自由、ではない。
このエッセイを読むと、そんな当たり前のことに気がつきます。
ちなみに著者は、いつか冷蔵庫がない暮らしをしたいそうです。
でも、エネルギーをセーブする方向に進んでる今、そういう暮らしが出来るようにテクノロジーは発展していくんじゃないかしら。
なんて思う一方で、いいなと思うのは、著者の自由な海外暮らし。
アパートを借りて、何週間もその国に住む。
たまえは海外旅行が好きというわけではないけど、
観光だけでなく、お気に入りのカフェとか、遠い場所でも自分の居場所を見つけるってことに羨ましさを感じます。
考えさせられる部分があったり、ほっこりするところがあったり、
感情が揺すぶられるエッセイ。
たまえ
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